想い出と日常の消失


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そんな、2018年7月26日に、第4回目となる「みんなの家での朝食会」でした。


私たちは朝食会用に、陶器で作られたお茶碗を持ち込んでいます。

そんな茶碗を見ながら出たことば。

 

「普段は支援物資でもらった白い茶碗を使っている。こんなお茶碗でご飯を食べたのは久しぶり」

「地震前に使ってたお茶碗は全て割れてしまった。普段から使い慣れている茶碗のありがたさがあの時始めて分かった」

 

茶碗1つにしても、改めて災害の辛さを感じました。いろんなもの対して、まだ簡単にお気に入りのものを変えない状況にいらっしゃいます。そんな会話もありましたが、今日の朝ごはんも楽しい時間でした。全部で10名くらいに参加して頂きました。

 

今回は、ちょっとした呼びかけもあって、数名の方に「一品」を持ち寄って頂き、お皿に乗らないほどの品数のおかずが揃いました。

 

少しづつ出し合えば、なんと豪華な朝ごはんになるのでしょう〜

「また来ますね」

今回の朝食メニューはこちら。一品もちよりのおかげで、こんなに豪華な朝ご飯となりました。

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私達スタッフも朝ご飯を頂きました。今回は三池さんも初参戦!

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お茶は、益城町に最近オープンした「Greentea Lab」より。朝8時用のお茶です。水出し茶として提供させていただきました。大好評!

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会話のきっかけとなった「アサメシ」茶碗。

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熊本地震、九州北部豪雨を受け、九州で活動する活動団体に呼びかけての連絡会議に参加してきました。

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参加者は30名程度。

平成30年7月豪雨の被災状況の現状報告、課題の共有を行いました。

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その後、「九州からできる事」をチームに分けて話し合いました。

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九州からは距離が入るため、現地に入る支援の他に遠隔からの支援活動も求められます。団体の強みを出しながら、連携によってできる支援のアイデア出しを行いました。

そして、ここ出たアイデアがアイデアで終わらないよう、今後具体的なアクションを起こしていくことで会議を終了しました。連絡会議からの次ですね。

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これから、ますます地域のリソースを活かした連携が必要であると感じました。熊本地震で生まれた活動、つながりを今こそ活かしていくときですね。

 

 

 

「みなし仮設」熊本地震支援活動で見えたこと・感じたことをまとめてみました。

全文ファイル[PDF]

 

◯スライド1

みなし仮設 熊本地震支援活動で見えたこと・感じたこと

 

◯スライド2

みなし仮設 はじめに

 

◯スライド3

みなし仮設 ポイント

 

◯スライド4

みなし仮設 これまでの取り組み

 

◯スライド5

みなし仮設 課題

 

◯スライド6

みなし仮設 点在

 

◯スライド7

みなし仮設 地域からの孤立 支援からの孤立

 

◯スライド8

みなし仮設 

 

◯スライド9

みなし仮設 訪問事業

 

◯スライド10

みなし仮設 ケースカンファ

 

◯スライド11

みなし仮設 支援活動

 

◯スライド12

みなし仮設 包括的な支援体制

 

◯スライド13

みなし仮設 つながる広場

 

◯スライド14

みなし仮設 

 

◯スライド15

みなし仮設 つながるCafe

 

◯スライド16

みなし仮設 

 

◯スライド17

みなし仮設 活動を通して感じたこと

 

◯スライド18

みなし仮設 

 

◯スライド19

みなし仮設 

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 「建築」に関わる民官学、様々な専門家が参加。

また、被災当事者、ボランティアからの地域移住者も入り、様々な角度から意見交換を行うことができました。

 

・住宅再建に関しては、今なお様々な問題が起こっている(時には、裁判が必要になる可能性の案件も)

・相談窓口を積極的に設けるものの、なかなか必要と思われる人たちにリーチすることが難しい

・戸建て再建、災害公営住宅への入居、一般賃貸への入居、被災者の方々には様々な選択肢があるが、その判断基準が難しい。

・「すまいの再建」4つの支援策、の説明が、被災者(特に高齢者)にとっては理解するのに、とても敷居が高い。

・発災前の生活保護世帯の方は、義援金のために、一旦生活保護から抜けた方もいらっしゃり、今後、生活保護の最新性が必要になるケースもあり、申請に対するサポートが必要になる。

・社協から「連帯保証人でも入居可能」な制度が出されているが、処理がおいついていない。

・災害公営住宅等、行政主導の支援策に対して、住民の意見の吸い上げ反映に、地域ごとに大きな差がある。

・まずは住民同士での住まい再建の雑談ベースの話し合いが求められているが、そういった被災者同士の交流でさえ、なかなか難しい。特にみなし仮設。

 

等々、ここでは書き出せないほどの、意見が出されました。

住まいの再建に関しては、本当にそれぞれ。個人個人でのケース対応が必要であることを改めて感じました。

 

民間団体としてできることはなんだろう。

建築の専門の方々も一生懸命寄り添った支援を模索されています。民間団体としては、まずは「相談」という少し力の入る接点でなく、ゆるやかな場を作って人と人がつながり会える場作りが、今後さらに必要になると感じました。

 

 

 

 

よか隊ネット熊本では、2018年4月から、くまもと友救の会が行っている、「小規模プレハブ仮設自治会支援」のサポートして活動を展開させて頂いております。

生活再建も徐々に進み、プレハブ仮設から出て行ってらっしゃる方たちも多くいらっしゃいます。

 

そんな現状の中で、私たち民間団体ができることは何なのか?住民さんのためにできることは何なのか?

ここを考え、実行に移していくことが今私たちに課せられた課題です。

 

日中に定期的にサロン活動をこれまで行ってきました。

農家さん含め、住民さんは昼間は外に出てらっしゃいます。そこで出た会話が、「お仕事をされている人たちでも、ちょっとちょっと立ち寄れることはできないか?」

 

そんな中の中から、2018年6月13日に新たな取り組みを行ってみました。

それが、「プレハブ仮設 みんなの家で朝食会 in 櫛島仮設」。

 

朝食の準備のために、5時半に到着。ちょうど朝日が昇る直前でした。

駐車場の広さの割には止まっている車は少なく、退去が進んでいることが感じられます。

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今回は、くまもと友救の会と、よか隊ネット熊本、そして、ボランティアのサポートを経ての開催です。

グリーンコープ生協くまもとの川添さんも助っ人に来てくれました。

 

今日の献立は、シンプルに

・ごはん

・お味噌汁

・ちょっとしたおかず

 

ありきたりの朝ご飯メニューですが、少しだけ、食材にこだわってみました。

豆腐と、揚げをプレハブ仮設の近くにあるお豆腐屋さんから

お茶も益城産のお茶

そして、宇土から朝ご飯用のお茶碗と、海苔の佃煮。

 

ちょっとした会話のきっかけになれば。

 

調理は慣れた人におまかせ(笑)

手際よく進めてくれます。

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手作りの梅味噌と、宇土からご提供頂いた、海苔の佃煮。

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こちらが、できた朝ご飯。

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サロンの時に呼びかけ、そしてチラシ配りとやっていたものの、いざ人が来てくれるだろうか?開始前はとても心配でした。

でも、住民さんの呼びかけによって、多くの方が集まって来て下さいました。

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会話の中でとてもビックリしたことが。

実は、地震前からお友達だったお二人が、同じプレハブ仮設に住まれていたのに、これまで全く接点がなかったそうです。

それが、今回の朝ご飯の時に、二年ぶりの再会。

 

こういった素敵な再会の場になり、とてもうれしい思いになりました。

半面、、被災生活の課題も。。

 

食事の後も、しばらくだんらんの時間ができました。

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終わってみれば、8名の方に、おいしくご飯を食べて頂きました。

そのあとは、私たちみんなで仲良く朝ご飯を頂きました。

 

今回新たに取り組んでみた「みんなの家での朝ご飯」

明確な生活再建支援とまでは決していきません。

 

ただ、やってよかった。

 

たくさんの笑顔と会話がそこにはありました。

この朝ご飯をきっかけに、ボランティアと住民さんのつながり、そして住民さん同士のつながりができたのではないかと思います。

 

くまもと友救の会は、2018年度に4仮設の自治会支援をされています。

私たちもサポートに入り、4仮設全部でこの「朝食会」をやっていこう!という話になりました。

仮設にお住いの方ででなく、近隣住民の方たちも参加できるような形も模索したいと思っています。

 

まずは、やってみる、やり続けてみる。

プレハブ仮設、みなし仮設に住む方がいらっしゃる限り、やることはまだまだたくさんです。