「つながるCafe」の活動開始に向けて、株式会社NTTドコモ様にお邪魔してきました。

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今回、株式会社NTTドコモ様が活動されている「笑顔の架け橋Rainbowプロジェクト」の中で、私達よか隊ネット熊本が「みなし仮設」向け支援として企画している「つながるCafe」を扱って頂けることになりました。

 

※つながるCafeとは?

「みなし仮設」の方々は、地域からの孤立、支援からの孤立といった状況に置かれている状況にあります。私たちは、「益城町地域支え合いセンター」として行っている訪問型の支援活動、昨年の12月と今年の4月に行ったイベント型の支援活動「つながる広場」に加え、熊本県内の地域にCafeスペースを設け、交流と相談が出来る場を提供したいと思っています。それが「つながるCafe」です。この「つながるCafe」については、後日詳細情報を公開致します。

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NTTドコモ様の協力と頂き、Javan Giving様から提供されているクラウドファンディングサービスで運営資金集めを計画しております。今回の訪問では、Japan Giving代表の佐藤様より、営利団体としての活動の重要性、資金集めの重要性をご説明頂きました。

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その後、私達が企画している「つながるCafe」についての説明を行い、企画内容に対して合意を頂くことができました。

現在、クラウドファンディング公開に向けての準備を行っております。

 

熊本県内に約10,000世帯の方々が「みなし仮設」に住まれています。東日本大震災から本格的な運用が開始された「みなし仮設」住宅。今後、自然災害が起こった場合にも広く活用されると言われています。熊本地震において、「みなし仮設」の方々への支援体制は十分整えられているとは言えない状況で、「被災者が見えなくなっている」「被災者の声が聞こえなくなっている」という状況になっていると我々は考えています。

 

私達がなにができるのか?と考え、1つ1つできることを行っていき、今回新しく実行を考えているのが「つながるCafe」です。この「つながるCafe」を実行するためには、沢山の人からのご協力が必要です。皆様からのご支援よろしくお願い致します。

2017年5月10日(水)に、「よか隊ネット放談会」を行いました。

今回は、熊本地震直後から活動を開始され、現在は、解体作業から益城町の自治会支援まで幅広い活動を行われている「くまもと有救の会」代表の松岡さんをお招きして、現在の支援活動の状況と課題についてお話して頂きました。

今回は、加盟団体の方を中心に19名程の方にご参加頂きました。地震関係の活動が薄れている中、まだまだ関心を持って、今後の活動に活かしていこうという人達がこんなに集まってもらえることがうれしいです。
 

よか隊ネット放談会

地震直後からすぐに物資提供を開始された松岡さん。しばらくして、よか隊ネットの加盟団体として繋がりを持つことになりました。

松岡さんは、その後、益城町に拠点を構え様々な活動へと幅を広げてらっしゃいます。

 

現在の活動は、

◎物資配送

◎物資配布

◎ガレキ撤去

◎引っ越し

◎片付け

◎大工

◎左官

◎ブルーシート張り

◎断熱

◎防水

◎運搬

◎伐根

◎伐採 

◎重機

◎自治会支援

◎連絡会議事務局

◎地域雇用・賃金還元

◎コーディネート

ここまで多岐に渡った活動をされている団体は熊本でないと思います。

 

よか隊ネット放談会

 

解体作業の現実

ニュースでも取り上げられる事が多い、「解体作業」

確かに確実に進んではいます。県内の企業だけでなく、県外ナンバーの車も多く見られます。

 

以前、私達も、「いきなり日にちが決まって、大事なものを取り出すことができないまま、解体作業が始まってしまった・・・」との声も聞いたことがありました。

解体作業の裏側で困っている人はいないのか?

松岡さんの話では、たくさんの困った状況も起きているみたいです。

「解体」といっても、簡単に進められるものではありません。業者としては、たくさんある作業の1つなのでしょうが、そこで暮らしていた人達がいて、そこから転居を余儀なくされた人がいて、そこで生活再建を考えてらっしゃる方がいらっしゃいます。

 

期間や金額の話、たくさん事情はあると思います。業者と市民の方で納得の上での作業が進んでいくことを望みます。 

 

自治会支援活動の現状と課題

益城町では、たくさんの応急仮設住宅が建てられています。応急仮設住宅と一言で言っても、規模や、入居時期等様々です。

松岡さんのところでは、小規模仮設住宅の自治会支援作業をされているそうです。

 

そこで起こっている問題。それは、

大規模仮設住宅と、小規模仮設住宅の支援格差の問題。

小規模仮設住宅の声がなかなか行政に上げられれない現実

自治会としてまとめていくだけのリーダーシップ力の課題

自治会、社協、ボランティア団体の情報共有や連携に関する課題

 

様々な問題がたくさん起こっているようです。

私達も、徐々に復興が進んでいると思っていたのですが、松岡さんのお話を聞いて、大きく考えを改められました。

 

 

よか隊ネット放談会

 

今後に向けて

今回の話は、参加者にとってもいろいろ考えさせられる事が大きかったようです。

 

私達が一番大きく感じたのが、「連携」。

いろんな立場で、いろいろな目的を持って活動されている人達がいます。

そこには、できることもあればできないことも当然ある。できないことを隠しで他者を受け入れない事は一番の問題だと思います。

情報を共有し、できる団体ができることをやる。そして、団体間が連携し、大きな力となり、支援の輪を広げていく。

 

熊本でこんな活動になっていくようにがんばります。

放談会は、今後も不定期ながらも開催してきます。

 

 

2017年4月28日に、「第二回つながる広場」の振り返り会を行いました。

平日夜にも関わらず、10名以上の方にお集まり頂きました。

 

「みなし仮設」の方々を対象とした「つながる広場」

 

「よか隊ネット」から、

◎参加者の地区ごとの出席率の詳細(全体の15%程の参加者)

◎当日の炊き出し総数、専門相談の総数

◎アンケートからの参加者の声

◎ボランティアスタッフの声

を報告させて頂きました。

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そして、振り返り会の参加者の方々から、今回のイベントの感想、第三回に向けての意見出しを行いました。

改善点の意見も多く頂きました。

 

◎専門相談に「教育相談」も必要

◎専門相談のやりかた、場所を改めて考える必要がある

◎会場の問題(場所が広くて、迷っている人が多くいた。でも、その分声をかけるキッカケとなった)

◎次回は、益城の伝統を表現したアクティビティを入れてはどうか

◎もっと、参加者主体の企画を取り入れるべき、参加型の見せ方がまだまだ足りない。

◎参加者の人達にもどんどんスタッフ側として協力してもらおう

 

被災者支援活動が少なくなってきている昨今、まだまだこうやって、真剣に考え意見出し、交換をできるメンバーと集まることができ、本当にうれしい限りです。

前回の反省点もふまえ、新たな意見も取り込み、第三回の「つながる広場」に向けて動き出します!

熊本地震で何が起こったのか?時間がたってどのような状況になっているのか?
一人でも多くの困っている人の笑顔の手助けとなれるよう、今後の防災に向けた活動となるよう、活動を継続していきます。

 

 

 

地震から一年と一ヶ月を過ぎ、益城町の方を訪れてみました。今回いったところは益城町総合体育館。避難所としてニュース等に大きく取り上げられたところです。

避難場所として、そして車中泊避難場所として活用された場所です。

 

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益城町総合体育館前。今でも地震のすごさを物語っている状況が残されています。

聞いた話によると、修復ではなく、建て替えが決定したそうです。費用が同じくらいかかるということ。それだけ、建物に大きな被害を受けています。

 

体育館横の道路。車中泊の車が停められていた駐車場です。今でも道は波打っていて、手付かずの状況となっています。

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体育館前。一年たっても、このような状況が残されています。

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体育館前。30cm程の段差です。

 

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益城町を走ると、田んぼにはレンゲの花が咲いていました。

住宅の被害を受けて、住宅再建もしながらの農作業。それでも月日は流れ、自然の営みを感じることができました。

もう少ししたら、田植えの始まる時期です。

 

家屋の解体も進み、解体後の平地の占める面積が日に日に増えてきています。

そんな中でも、全く手付かずの状況が今なお残っています。

 

目に見える被災、そして見えにくくなっている被災。

「復興作業」はまだまだ続きます。

「よか隊ネット」の法人化に寄せて

 

楠木
昨年の4月16日、本震から数時間後の早朝、共生地域創造財団の奥田代表理事から被災者支援活動の申し出があり、翌日の夜に来熊された奥田代表他9名で、18日第1回会議を開き、翌19日の第2回会議で12団体による震災支援民間ネットワーク組織「こころをつなぐ『よか隊ネット』」を結成しました。その日の午後、車中泊されている方々を対象として1回目の炊き出しを行い、支援活動がスタートしました。「最も小さくされた人々に偏った支援を行う」を活動理念として、行政から取り残された人々を対象に取り組んできています。

 

熊本地震の特徴的な事柄の一つとして語られている「車中泊避難」の問題についても、発災直後から車中泊避難者への物資の支援と並行して、夜間および早朝のアンケート調査を行い、5月初旬に調査報告と提言書を熊本県・熊本市へ提出しました。この活動が「車中泊避難」について、国の防災基本計画の見直しに繋がる一因となったのではないかと考えています。

 

10月からは益城町で被災され「みなし仮設」に入居されている約1400世帯のサポート事業を受託し、戸別訪問を行い現状の把握とともに個別の支援活動を継続しています。みなし仮設に居られる方々の訪問先で、「あの震災さえなければ・・・」と涙ぐまれる方も少なくありません。親族を亡くされた方、全壊で写真1枚持ち出せなかった方、農地が亀裂で使えず収入が途絶えた方など、未だに現実を受け入れることが困難な方々が、少しでも前向きに生きていただけるよう、顔の見える関係を築き、ひとり一人に寄添った支援活動が求められています。

 

1995年の阪神・淡路大震災から2004年の新潟県中越地震、2011年の東北大震災、2016年の熊本地震と震度7を記録した地震は数年間隔で発生しています。今後何時どこで起こっても不思議ではないであり、熊本での経験を次に活かす為の情報収集と記録等も重要と思っています。

 

仮設住宅で初めての孤独死が報じられています。現状を踏まえ、中・長期的な支援活動を継続するため、更には「最も小さくされた人々」がひとり一人大切にされる地域づくりを進めるため、社会的責任を明確にし使命を果たす決意も含めて「一般社団法人よか隊ネット熊本」として3月末法人登記が完了しました。一歩一歩前に進めたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。

 

2017年4月7日
代表理事 楠木 宏基

 

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