IMG 0243

 

2021年10月10日(日)

八代市地域差支え合いセンター主催の被災者交流支援活動「みんなdeがらっぱカフェ」に「お茶どころ」として参加してきました。

 

IMG 0229

 

コロナ感染拡大による「まん延防止等重点措置」が熊本でも適用され、なかなか被災者への交流支援活動もできなくなっていました。

 

10月になり、「まん延防止等重点措置」が解除され、八代市本町1丁目アーケード街 にある「がらっぱ広場」を活用して、2ヶ月ぶりの開催。

残暑きびしい中ではありましたが、たくさんの人達にご参加頂きました。

 

私達、よか隊ネット熊本では、災害後継続して行っている「お茶どころ」を、#チームうと #JJJ8246 のメンバーと協力して開催。

冷たいお茶、コーヒー、温かいコーヒーをお出しさせて頂きました。

 

今回、#チームうと がご準備された 「海苔のふりかけ」もお土産としてご提供

 

室内では、#コユプロ さんによる、様々なワークショップも同時開催

 

IMG 0226

 

IMG 0237

 

子どもから、大人まで、ワイワイ話をしながら、ワークショップを楽しまれておりました。

 

市民球場仮設の皆様も今回も顔を出して頂き、ひさびさの再開でした。この再開がなによりもうれしいです。

 

ある被災者の方は、自宅の再建にも目処が経ち、いよいよ今月末には自宅に戻る準備をされているとこ。

「自宅の再建はうれしいけど、、、せっかくここで気の合う友達ができた。自宅に戻るのはかんたんだけど、、いられるものであれば、まだこの仮設にいて、お友達と楽しい時間を過ごしたい。だけど、、市がそれは認めてくれず、、ちょっとさみしい」

 

とおしゃっていました。

市としての要望も痛いほどわかります。仮設住宅は、あくまでも「新たな住む場所ができるまでの【仮】の住まい」

 

それでも、やっぱり住んでいく上では「気の合う仲間。ご近所付き合い」がなによりも大事。「住む」のか「暮らす」のか、大事な事をまた感じさせてもらいました。

 

 

そんな中、また一つ、とてもうれしい再会もありました。

 

災害直後、宇土市にて物資拠点を運営していたのですが、その時に物資を取られていた方が、今回の活動に顔を出して下さいました。

話を聞くと、#チームうと のあるメンバーが、今回の企画へお誘い頂いたとのこと。

 

この方は、芦北町で被災し、みなし仮設で八代市にお住まいということ。つまり、被災により違う市に移られています。

 

被災者への見守り支援として、各市町村で「地域支え合いセンター」が立ち上がり、見守り&交流支援活動を行われています。

 

ここで、今回の災害でもそうですが、大きな壁があります。

 

それは、「基本的に、違う市(町)に映った場合でも、【被災をした時点】での市町村の地域支え合いセンターが見守り」を行う、ということです。

その場合、距離もあるため、訪問活動の頻度がどうしても下がってしまうし、、、なにより、今回のような「交流支援活動」の紹介ができない、ということです。

 

もちろん、私達は、「もと住んでいた場所に戻るきっかけ」となるような支援活動も行っていますが、交通手段等の関係で、なかなか参加が難しい方がいらっしゃいます。

 

そんな時に、「みなし仮設として住んでいる場所」の近くのイベントに参加

 

というのもとても大事であると思っています。

 

今回、チームうと のつながりのおかげで、このような方が参加され、再開できたことをとてもうれしく感じました。

 

話を聞けば、この方は、「大のロアッソ熊本ファン」ということ。私は、そこまでロアッソ熊本の事は分かりませんでしたが、、、サッカー談義でおお盛り上がり。

その後は、ワークショップにも参加されていました。

 

 

また、、ここに顔を出してくれたらいいな。

 

 

その後は、スタッフで今後の活動に関しての話し合い。

被災者の方々を想い、出来ることはなんなのか。模索しながらがんばられている様子をひしひしと感じました。

八代地域支え合いセンターの皆様には本当に感謝しかありません。

IMG 0244

 

今後の活動の予定です。

IMG 0250

 

 

ご一緒させて頂いた皆様、本当にありがとうございました。

IMG 0215

 

10月3日(日)

人吉市ボランティア連絡協議会&ひまわり亭災害対策ネットワーク主催で開催された、被災者交流支援活動「笑うばい!楽しむばい!いこいの広場@石野公園仮設」にお茶どころとして、チームうとのメンバーと参加してきました。

 

IMG 0221

 

10月に入ったにも関わらず、、なかなかの暑さの中、、、仮設住宅に住む方にご参加頂きました。

この日は、人吉市ボランティア連絡協議会による、楽しいイベントあり、人吉市のテノール歌手による歌とピアノあり、そして、ひまわり亭災害対策ネットワークによる炊き出しありと、ほんとうに楽しい時間を過ごさて頂きました。

 

この日が、新しくできたキッチンカーのこけら落しの日ということ。ナイスタイミングでの参加でした。

IMG 0222

 

被災を経験し、「食」の大事さを改めて感じている本田節さんが、いよいよ次の活動へ!このキッチンカーを使って、いろんな場所で「食」の楽しさを広げていかれるそうです。

それはそのまま有事の際にも間違いなくつながりますね。

 

IMG 0223

 

飲食をしながらの談笑。そこに、ちょっとしたお飲み物とお菓子をご提供。

IMG 0224

 

そこには和やかな時間が流れていました。

 

コロナウィルスがなかなか収束せず、、交流支援活動の開催にはまだまだ大変な状況は続きますが、、

しっかり感染対策をして、出来る事から活動を少しずつ再開していきたいと思います。

DSCF8947

豪雨災害からまもなく一年。被災地では、少しずつ「復興」「まちづくり」という言葉が出てきています。

 

そんな中、5月25日(火)に開催された「復興まちづくりに向けた説明会~被災市街地復興推進地域の制度~」に参加してきました。

この日の説明会は、人吉市内の各地で開催された説明会の予備開催ということでした。当団体は人吉市外からの参加ですので、参加してよいか迷ったのですが、受付で確認したところ、快く参加OKが出ましたので、参加させて頂きました。

 

IMG 0001

説明会の資料はこちら(復興まちづくりに向けた説明資料。市のHPからダウンロードしました)

IMG 6169 

主に、

  • 豪雨の被害状況
  • 復興まちづくりの検討・進め方
  • 被災市街地復興推進地域の検討

の説明でした。

 

「復興」「まちづくり」この捉え方は人それぞれ。決めていくのはとても難しいですね。そんな中でも人吉市では、地域ごとに細かい話し合いを開催し、住民さんの意向を丁寧に集められれているそうです。やはり、「住民の意志」がまちづくりに一番大切になってきますね。

 

自分たちのまちをどうしたいのか

 

自分自身にも非常に突き刺さる言葉です。

 

そんな中、今回気になったワードが、「被災市街地復興推進地域」という制度。

これからの災害に備え、安全性の高いまちづくりを行ってくために、被災市街地復興推進地域の制度の活用を検討しているとのことでした。

(熊本地震時には益城町で適用されています)

 

詳細までは判りませんでしたが、建築行為等がある程度制限されるので、まち全体として安全性等を考えたまちづくりができていく制度ということでしょうか・・・

 

こういった制度がどのように住民の方の生活再建・生業再建、まちづくりに生かされるのかまだピンときませんでしたが、制度が有効活用され、今後のよりよい人吉に向かうことを願います。

ただ、事業者からは、「早く策定されないと、自分たちの建物をどのように再建してよいか決めきれない」や「水害に対する対策を考えた場合、本当にこの”被災市街地復興推進地域”の制度が有効なのか疑問」という声があがっていました。また、「防災」と「観光都市」を考えたまちづくりのバランスもとても大事であると感じました。

 

どこの町でも言えることですが、

  • これからの自分たちの住む街のビジョン設定(トップダウンとボトムアップのバランス)
  • こういった住民説明会を行っていくにあたっての周知(広報等での一斉通知はされてはいるが、本当に住民の声をきちんと吸い上げれる仕組みになっているか)

等々、平時のときから考えておくべきこと、仕組みとしてつくっておくべきことを感じました。いざ、こういった「災害が起こってから」やろうとしてもなかなか難しいですね。

 

人吉市復興商店街「モゾカタウン」

 

お昼は、人吉駅前に建設されている復興商店街「モゾカタウン」へ

DSCF8948

 

まだお昼前ということで人は少なかったですが、鯉のぼりが飾ってあったりと、いろいろな賑わいの仕掛けがされていました。

FBページ:https://www.facebook.com/mozoca.town

Instagram:@mozo_town

 

オススメのお店も紹介してもらったので、またお邪魔して、お昼を頂きたいと思います。

 

 

仮設住宅へ

その後、ちょっとだけ仮設住宅へお邪魔させて頂きました。

※コロナ感染症拡大に伴い、現在はボランティア活動は中止されています。

DSCF8950

 

ちょうど、味噌の移動販売も来られており、何人かの住民の方とお外でお話させて頂きました。

やはり、このコロナ禍の中、交流支援活動の制限がかかっているのはとても大きいですね。そんな中でも、応急仮設住宅のこと、災害のこと、先日の大雨のこと、これからの生活再建に事などなど、いろんなお話を笑い話も含めながらお話させて頂きました。

 

熊本では早くも梅雨入り、今夜も大雨が予想されています。

昨年の豪雨災害ではコロナ禍ということもあり、県外ボランティアが一切入れず、ボランティアの数がとても少なかったというデータが出ています。(熊本地震の3割程?)

 

今後の災害に備えて、コロナ禍において、ボランティアの受け入れを今後はどうするのか?昨年同様でいいのか?などいろいろと事前に考えておくべきこともありそうです。

 

rogo 1

 

DSCF8648

 

2021年4月19日(月)に、宇土市立岡公園グラウンドにて、「宇土市老人クラブ連合会(花園地区)」と「八代市民球場仮設住民」の方とのグラウンドゴルフ地域交流大会を開催しました。

 

本当にこれはうれしいことで、、ここまでに至った経緯は、

 

  1. 八代市民球場仮設の方々が、仮設住宅の近隣の住民の方から誘われてグラウンドゴルフへの参加を検討された
  2. グラウンド・ゴルフをするにあたり、道具が必要になってくるので、支援に入っている団体から「道具提供のお願い」が出された
  3. それを見た「チームうと」のメンバーが「宇土市老人クラブ連合会」に呼びかけ、使っていない道具をご提供していただける事になった。
  4. ご提供された道具を使って、市民球場仮設の方は無事にグラウンドゴルフを始めることができた
  5. こういったご縁もあり、宇土での地域交流大会へとつながった

という本当に素敵な素敵な流れから生まれました。

 

DSCF8650

 

私達もメンバーとして参加し、支援活動の中で知り合った方と、同じグループでグラウンドゴルフをプレイさせて頂きました。

 

きちんとスコアもつけ、最後はみんなで順位発表

DSCF8678

 

 

ここでも、チームうとと協力して「お茶どころ」を設置。

プレイ中の休憩用のお茶出し、お食事時のお茶出しを行い、皆さんのくつろぎの時間をサポートさせて頂きました。

DSCF8658

DSCF8686

 

うれしいことに、八代市から「地域支え合いセンター」のスタッフの方もご参加して頂きました。このような活動にまで顔を出して頂き本当にありがたいです。

DSCF8681

 

 災害支援から生まれた地域交流。

熊本地震から支援活動をしてきていますが、今回のような地域間交流まで生まれたのは初めてです。

人との人とのつながりから本当にたくさんの事が生まれていくことを実感しました。

 

このような場が今後もたくさん生まれていくといいですね。

DSCF8635

 

2021年4月18日(日)に、人吉市東西コミュニティセンターにて、みなし仮設交流支援活動「つながる広場」を開催させて頂きました。

この日は、風の強い日ですが、事前にご案内させて頂いた、みなし仮設・在宅被災者の方約30名の方にご参加頂きました。

また地域の方にもご協力頂き、地域支え合いセンター・民生員・校区社協の方にもご参加頂き、ボランティアスタッフとして、総勢約60名程での開催となりました。

rev007 page 0001

 

私達、よか隊ネット熊本では、これまでの豪雨災害支援活動と同様「お茶どころ」を担当させて頂き、参加して頂いた皆様に対して、珈琲・お茶・ジュースのご提供をさせて頂きました。

DSCF8631

 

その他、 

  • お食事提供(生活共同組合くまもと)
  • 生活支援物資提供(グリーンコープ生協熊本)
  • おもてなし(でんでん虫の会、熊本学園大学社福災害支援ボランティアグループ)
  • 生活相談支援(弁護士会、YNF、minori)
  • 健康相談(民医連)

と、民間団体と連携し、被災者の皆様に対して、くつろぎの時間と、これからの生活に向けた支援活動となりました。

 

DSCF8633

 

今回開催した「つながる広場」は、熊本地震時のみなし仮設交流支援活動として開催していたイベントなります。

今回、学園大学を中心としてイベントを企画し、ようやく、人吉市でも開催することができました。

 

熊本地震時では数百人規模でのイベントだったのですが、今回コロナ禍ということで、規模を縮小し、この規模での開催となりました。

 

それでもご参加頂いた方々は、それぞれのテーブルで懐かしい再会を楽しまれたり、災害のこと、今の生活の状況の事をいろいろと話され、楽しい時間を過ごして頂けた方と思います。

 

また生活相談においては、「災害公営住宅」の事、「被災者生活再建支援金」の事等を専門家にご相談されていました。

 

災害に対する公的支援のこと、災害復旧・復興の流れの情報がまだまだ不明確で、皆さん多くの不安を抱えながら生活されていることが伺えました。

 

イベント終了後は、ボランティアスタッフが集まり、本日のイベントの情報を共有しました。

IMG 6106

 

  • 継続した支援関係を気づいていくためにも、現場の支援者との接点づくりが必要
  • 参加者の方からはこんな声が聞かれた
  • 今後の開催に向けての改善点

等々、積極的によりよい支援活動となるための意見が出されていました。

 

今回、現地の理解を得て、このような機会を作れたことに心より感謝致します。

また、このような支援活動の重要性を改めて感じました。

 

次回は、4月25日(日)に、場所を中原コミュニティセンターに変えての開催となります。