坂本にも冬が近づいてきました。

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2020年11月8日 坂本地域福祉センターにて、「お茶どころ」開催。

建物内では、建築士会による「住まいの相談会」と「物資提供」。この日は、天候にも恵まれたので、坂本の大自然を眺めながらの場所に設定させてもらいました。

 

相談に来られた方、物資を取りに来られた方にお声がけをさせて頂き、暖かいお茶とコーヒーを飲みながら、八代のどら焼き、クレオンで購入させてもらったお菓子を提供させてもらいました。

坂本の各地からこられた住民の方がゆっくりとおしゃべり。

 

少しずつ道も復旧してきて、行き来の時間がだいぶ短くなってきたこと。

ただ、自分の家が立っていた場所が、レッドゾーンとなっており、住宅の再建に大きな障壁となっていること、

住民の方同士でいろんなお話をされていました。

 

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物資提供の様子。坂本は冬の足音が聞こえており、冬物衣料のニーズがとても高まっています。

 

そんな中で、うれしい再会がありました。

お茶を飲みに来られた方と、ふとお話をしていると飼っている犬のお話に。

 

「飼っていた犬を避難所に連れて行ってた」

 

という言葉で思い出しました。

まだ避難所が開設されている時に、避難所にもお茶出しに行かせてもらいました。そこでお話させて頂いた住民の方でした。

この方の自宅は全壊判定。今は、自宅のあった場所からちょっと高台に上がったところの中古物件を購入し、今はそこで生活の再建を進められているそうです。

 

飼い犬「たろうちゃん」への再会も兼ねて、住宅付近をご案内させて頂きました。

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災害発生時の事、

水が来てから、どんなルートをたどって避難したか、付近がどのようになっていたか、事細かく説明して頂きました。

話を聞けば、ほんとうに「奇跡」としか言いようのない状況でした。助かられて、そしてお会いすることができてほんとうによかったです。

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この日に参加されたメンバーみんなでお話をお伺いさせてもらいました。

 

周辺の家は、まだ泥出しもできていないおうちもありました。

近くの公民館も床ははいでありましたが、まだまだ使用できる状態ではありませんでした。

 

川の周辺近くの家は、全てが全壊判定ではないかと思われる状況でした。ある情報では、そろそろ公費解体も始まるとか、、

熊本地震でもそうでしたが、ときがたち、解体作業が始まると、景色が一気に変わります。そんなふうになっていくのでしょうか、、、

 

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そんな中でも、川は穏やかに流れていました。

 

坂本はこれから本格的な冬に入ります。