坂本での出会い

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2020年10月21日

「NPO法人球磨川アドベンチャーズ八代」さんが運営されている、「八代市坂本災害支援ハブセンター」にお邪魔して来ました。

 

坂本の田上地区にある場所は、廃校になった小学校跡地を活用して、体育館で物資配布が行われています。

豊かな坂本の自然を感じることができます。

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校舎に併設されているグラウンドでは、以前は災害ゴミ集積場となっていましたが、今は綺麗に整地されていました。ただ、また重機が入っていたので、これからまた災害ゴミの集積場として活用されるのでしょうか・・・・

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今回の目的は2つ

  • 物資拠点となっているこの場所で、冬物の衣類を整理のお手伝いすることで、被災者の方が欲しいものをきちんと見れるように
  • 「お茶どころ」のスペースを作って、拠点を訪ねてこられた方に、お茶の時間を通して会話の時間を作ること

です。

 

冬に向けた支援物資の整理

 

体育館の約半分をスペースを活用して、所狭しと届けられた物資が並べられています。

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  • レトルト食品
  • 飲料
  • 日用生活品
  • タオル
  • 衣料
  • 家具
  • 家電製品

全国から届いたいろんな支援物資が無料で配布されています。

 

今回は、まずはここの床掃除。そして、季節の変化に合わせて、衣服の整理です。

衣服は、だいたいダンボールに詰められて届けられます。ときには、夏物・冬物・下着いろいろなものが混在されて入っています。

そのままでは、被災者の方は、欲しいものを見つけるためには、ダンボールをあせって見つけ出す必要があり、見れば見るだけ散らかっていきます。

なので、サイズや季節、男性・女性に分けてディスプレイしないと、なかなか必要なものが見つからないのです。

 

今回、よか隊ネットから2名、チームうとから1名の合計3名で、現地スタッフの方と連携して、未仕分けのダンボールや、整理がされていなかった衣類関係を時間の許す限り整理してきました。

実は、この仕訳作業がなかなか大変で・・・・

この日はほんの一部しか整理することができませんでした。人手が本当に必要ですね・・・

 

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途中からは、物資を取りに来られた坂本の方も状況を見かねてかお手伝いしていただきました。こういった作業は会話をしながらできるので、いろいろと楽しい話もしながらの作業でした。

 

会いたスペースで、「お茶どころ」

体育館の隅にちょっとだけ空きスペースがありましたので、持ち込んだ「お茶セット」を広げさせてもらって、物資を取りに来られた方に向けた「お茶どころ」も今回つくらせて頂きました。

単にものを持っていくというだけでなく、ちょっとしたくつろぎの時間をとってもらいたく。

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チームうとから、またまた座布団をお持ちして、椅子のところに並べました。

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4枚並べてぴったり!

今回少し多めに持っていき、ご自宅にも持って帰って使われるように、お渡しもしました。座布団大人気ですね。やっぱり、まだみなさん、ここまでのものを揃えるまでに至っていないのがわかります。

 

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この日に集まられた方で、みなさんゆっくりとお話をされていかれていました。(写真奥のほう)

ひさしぶりの再会もあったのでしょうか。楽しそうにお話されているのが、ほんとうによかったです。

 

そして、さすが坂本。食が豊か。

午前中に物資を取りに来られた方が、午後もいらっしゃって、私達にちょっとした食の差し入れをしてくださいました。

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地元でとれた、大根のお漬物、生姜のお菓子、そして坂本名物「ぼたもち」

 

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中にはたっぷりとあんこが。甘すぎず、ちょうどよい甘さでした。

坂本は本当に自然と食が豊か。足を運ぶたびに強く感じます。ほんとうにいいところですね。

 

私達、物資を取りに来られた方、ハブセンターのスタッフの方、みんなでほっと一息。お茶をしながら、おやつの時間を楽しみました。

 

 

坂本には何度か足を運ばせてもらっていますので、お陰様で何度かお会いできる方も増えてきました。お名前もお伺いして、お名前を呼ばせてもらえる関係までならせてもらっています。

 

そんな中本当にうれしい一言を頂きました。

「災害があったけど、、あった”からこそ”出会うことができたねー」

と。こうやって他の地区から「支援」という名目で現地に入らさせてもらっている私達にとって、本当に本当にうれしい一言です。

 

災害でいろんなことが流されて失われました。そんな中でも、この災害を通して生まれた出会い。

 

今度は、少し大人数で一気に冬物衣料の整理をしにお邪魔しにいきたいと思います。

 

※本活動は「パルシステム生活共同組合連合会」の助成金を活用させて頂いています。