過去が全てなくなるということ。
どんなに時間がたてど解決できない問題があります。
本日は、加盟団体の「浄土宗熊本教区青年会」の皆様のご協力を得て、南区富合の方の物資片付けのお手伝いに行って来ました。
写真は、全壊の家が解体された跡地です。
熊本地震前には、ここに立派な家が建っていたそうです。本震によって家は倒壊、そしてその後、解体。その間に大雨。
家に残っていた全ての物はなくなったそうです。これまでの人生を表現してきたもの全て。
そんな中で、孤独に片付け作業を数ヶ月も行ってこられたそうです。インターネットが普及した昨今、たくさんの情報はあるでしょ?と思われる方もいらっしゃると思いますが、被災された方は、情報収集を行っている精神的な余裕がありません。精神的にとてもつらい時期を送ってこられたそうです。
数ヶ月をたって、やっと「よか隊ネット」にたどり着かれたそうです。そんな中に、作業にあたってくれた藤森さんを中心とした、「浄土宗熊本教区青年会」。
作業うんぬんではなく、「誰かに手伝ってもらえるんだ」という事自体が、精神的な支えになる、と感謝されていました。
私はこの家の近くをほぼ毎日通っていました。ちょっと入ったところで、まさかこんな状況が起こっているとは。。
熊本地震から5ヶ月が過ぎ、みなし仮設への引っ越し、仮設住宅の整備も整ってきました。熊本中心地は、地震前と変わらない見た目になってきています。
今回お邪魔して感じたこと。熊本はまだまだ。助けを必要としている人がたくさんたくさんいる。
そして、どんなにやっても、全ては復旧するわけではないと痛く感じました。
まだまだ、震災支援のお金と時間と、そして動く「人」が必要です!!!
みなさまのご協力、どうぞよろしくお願い致します。
「よか隊ネット」としても、できる事を全力でやっていきます。