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宇土市庁舎に足を運んでみました。

宇土市庁舎は、熊本地震後大きく報道されました。古くなった庁舎は、熊本地震で耐えることができず、上の階がつぶれてしまった建物です。

最初、そのニュースを聞いた時にはビックリしました。

 

地震から、10ヶ月ほどたち、解体作業は順調に進んでいるようです。

建物に残された資料の取り出しも問題視されていましたが、無事に取り出されたのでしょうか。

解体現場は、ゲートに囲まれ内部の状況は見えなくなっています。

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宇土市庁舎は現在建て替えに向けての企画づくりにはいっており、市民ワークショップも数回開かれたようです。

ステキな庁舎に建て変わる日が楽しみです。

 

震災直後は、市民体育館が急遽仮庁舎として使用されていましたが、現在は、旧庁舎の横に、立派なプレハブの建物が建ち、こちらで通常業務が行われています。

 

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2017/02/01のある仮設住宅の状況を見てきましたので報告します。

今日見に行った場所は、景色の綺麗な田園風景の中の一角に準備された仮設住宅。

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とても拾い仮設住宅なので、段差のところには階段が設けられています。

ただし、みての通りとても簡易的な階段の作りどまりとなっています。仮設住宅には、高齢者の方がとても多く住まれています。杖を使われる方も。

そんな方々ではちょっと通るのも大変そうな印象を受けました。

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玄関前等には綺麗にアスファルトで整備されています。しかし、その他の場所には砂利が敷き詰められています。

普段通る場所ではありませんが、ある高齢者の方に話を聞くと、とても砂利のところは怖くて通れないとおっしゃっていました。

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これが玄関先に準備された階段です。仮設住宅は、ちょっと浮かせて設置されているため、玄関には階段が必要です。

若い形にはなんでもない階段なんですが・・・

ある高齢者の方に話を聞くと、、「この階段の段差でつまずいて怪我をして入院してしまった。そんな方が何人がいらっしゃる」

とおっしゃっていました。
建設上この作りがベストなのかもしれませんが、、高齢者の方ももう少し配慮した設計が必要なのかもしれません。

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車椅子等の方向けにはスロープが設定されています。

ある話によると、時間が立ち雨に濡れることで、手すりや床のところがとても滑りやすくなってきているそうです。

また、実はスロープが設置されている箇所でもプレハブ自体は他と全く変わりません。

車椅子のままトイレに入れない、玄関付近や通路にものをちょっとおいただけで通れなく等、、細い悩みも聞かれました。

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この日は天気もよく、何人かの方が外で散歩をされたり、集会場でちょっとイベントをされたりと、穏やかな1日をすごされていました。

少しでも早く日常が取り戻せることを祈ります。

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今日は天気もよかったので、ちょっと益城周辺を車で回ってきました。

震災復興は確実に進んでいます。でも、まだまだ見るにつらい状況でした。

 

熊本の皆様にも、ちょっと時間があるときに、益城方面に足を運んで実際の目でみてもらいたい。

 

解体作業が多く進んだ場所です。更地が広がっています。奥の方にはブルーシートがかかった家がそのまま残っています。

道側から順番に解体作業が進んでいるのでしょうか。

地震前は、ここにはたくさんの建物がたっていました。

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先の電信柱が多きく曲がったままの状況です。

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木山神社の入り口です。石の整理さえまだすんでいませんでした。

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ここも大きく解体作業が進んでおり、更地が大きく広がっていました。

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写真ではうまく撮れませんでしたが、道が波打っていて、とても走りづらい状況の道が残っていました。前にも通った道でしたが、昔よりはだいぶよくなっています。

電信柱も曲がったままです。

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未だに川沿いには、黒い袋が並べられています。慣れましたが、改めて見てみると異様な光景です。

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がれき処理場はこんな感じです。以前は、まだ何倍ものガレキが集まっていました。集まっては処理をして、集まっては処理をして、が続けられているのだと思います。熊本地震によって、どれだけのガレキが出たのか、気になります。

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家電製品もまだまだ数多く集まってきていますね。


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地震から10ヶ月たった、現地の状況です。

プレミアムボスの『プレミアム熊本』(熊本城)も公開されましたしーー、熊本の現状をもっともっと多くの人に知ってもらいたいです。

夏ごろに、避難所から出る際に引っ越しのお手伝いをしたご夫婦が相談にみえられています。

 

相談の内容は現在お住いの公営住宅は緊急避難的な扱いなので、仮設住宅と違って住める期間が短いという内容です。 通常仮設住宅であればプレハブであれ、みなしであれ少なくとも2年間は住めるのですが、公営住宅は仮設住宅という扱いではないため、期限は当初半年。延長はされたのですが、それでも1年。相談にみえられているご夫婦は5月には退去しないといけないということでした。

 

今後の生活のことを考えると年金生活なので、お金は節約したいけど、ご病気もされている奥さんの具合を考えると引っ越し回数増えるのも困る… さらに弱ってしまうのが、みなし仮設の申請期限が3月31日に決まってしまったこと。このことを知らずに公営住宅に住んでいる方も多いのではと思います。

 

「早くみなし仮設の申し込みをした方が良いのか」 「今の家に落ち着いて住みたい」 この二つの思いに板挟みになっている状況です。 災害でこれまでの家に住めなくなって、ようやく落ち着いた頃にまた出なくてはいけなくなってしまう… 高齢の方であればお疲れも若い方の比ではありません。

 

制度と制度の間に落ちてしまい、されなくても良いご苦労されている、と感じてしまいます。 現在、公営住宅で避難生活を送っておられる方はこのご夫婦だけではないはずです。

 

こうした方々への支援もよか隊ネットは続けていきます。

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過去が全てなくなるということ。
どんなに時間がたてど解決できない問題があります。
 
本日は、加盟団体の「浄土宗熊本教区青年会」の皆様のご協力を得て、南区富合の方の物資片付けのお手伝いに行って来ました。
 
写真は、全壊の家が解体された跡地です。
熊本地震前には、ここに立派な家が建っていたそうです。本震によって家は倒壊、そしてその後、解体。その間に大雨。
 
家に残っていた全ての物はなくなったそうです。これまでの人生を表現してきたもの全て。
 
そんな中で、孤独に片付け作業を数ヶ月も行ってこられたそうです。インターネットが普及した昨今、たくさんの情報はあるでしょ?と思われる方もいらっしゃると思いますが、被災された方は、情報収集を行っている精神的な余裕がありません。精神的にとてもつらい時期を送ってこられたそうです。
 
数ヶ月をたって、やっと「よか隊ネット」にたどり着かれたそうです。そんな中に、作業にあたってくれた藤森さんを中心とした、「浄土宗熊本教区青年会」。
 
作業うんぬんではなく、「誰かに手伝ってもらえるんだ」という事自体が、精神的な支えになる、と感謝されていました。
 
私はこの家の近くをほぼ毎日通っていました。ちょっと入ったところで、まさかこんな状況が起こっているとは。。
熊本地震から5ヶ月が過ぎ、みなし仮設への引っ越し、仮設住宅の整備も整ってきました。熊本中心地は、地震前と変わらない見た目になってきています。
 
今回お邪魔して感じたこと。熊本はまだまだ。助けを必要としている人がたくさんたくさんいる。
そして、どんなにやっても、全ては復旧するわけではないと痛く感じました。
まだまだ、震災支援のお金と時間と、そして動く「人」が必要です!!!
みなさまのご協力、どうぞよろしくお願い致します。
「よか隊ネット」としても、できる事を全力でやっていきます。